法定福利、法定外福利:福利厚生制度の定義

最終更新日:2025年02月26日

福利厚生制度とは、一般に、会社が従業員やその家族等の健康や福祉の向上のために実施する諸施策を総称するもので、大きくは法令によって義務づけられている法定福利厚生と、企業が任意で行う法定外福利厚生に分けられる。

前者は健康保険、介護保険、厚生年金保険、労働者災害補償保険、雇用保険、児童手当拠出金が該当する。

一方、法定外福利厚生の内容は幅広く、たとえば次のようなものが該当する。

  • 健康・医療に関するもの(健康診断費用や医療費の補助など)
  • 育児・介護に関するもの(育児費用の補助や介護休暇制度など)
  • 通勤・住宅に関するもの(通勤手当や住宅取得費用の補助など)
  • スポーツ・レクリエーションに関するもの(社内運動会やスポーツ施設の利用など)

近年では、従業員の価値観同様、福利厚生に対するニーズも多様化している。画一的な福利厚生を提供していると、利用する従業員と利用しない従業員が出てしまい、不平等感が生じてしまうだけでなく、費用のムダも生じる。その対応策として誕生した福利厚生制度のひとつがカフェテリアプランである。


参考:中小機構J-Net21 経営ハンドブック「福利厚生」

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