物流の環境負荷と再配達問題を改善 年間約2.5トンの資源削減を達成した「商品お届け袋」の価値

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月08日

フェリシモ(兵庫県神戸市)は10月7日、環境負荷と再配達問題の解決を目指して導入した新しい「商品お届け袋」に関する取り組みに対して、全国の顧客8421人から寄せられたアンケート結果を公表した。同社は新しい商品お届け袋導入で、年間約2.5トンの資源削減を達成したことを9月30日に発表していた。

EC物流における環境負荷と再配達を解決するための「商品お届け袋」

同社の新しい商品お届け袋は、EC物流における環境負荷と再配達という社会課題に対応するため導入された。袋の特徴は以下の通り。

自然環境への優しさ

従来の箱(最薄タイプは約110g)に比べ、資源量は約4分の1となる約26gに大幅削減。この切り替えにより、年間で一般的な乗用車約2台分の重さに相当する約2520kgの資源を削減した。また、化学薬品の使用を抑えたクラフト素材や、リサイクル可能な特殊な撥水はっすい加工を採用し、製造から廃棄までの環境負荷を低減したという。

「受け取る」ストレスをなくす工夫

ポスト投函とうかんサイズで、再配達の手間とCO2を削減。袋状のため中身の厚さに合わせた無駄のない梱包こんぽうが可能となり、配送サービスの効率も向上させたという。また、クラフト紙の弱点だった雨ぬれ対策として、内側に特殊な撥水ニス加工を施した。商品を守りながら、外側は紙の質感のままで、配送伝票が剥がれにくいという安全性も両立。

心に届くデザイン

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

プロフィール


月刊総務オンライン編集部

「月刊総務オンライン」では、総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つニュース、コラムなどを平日毎日発信しています。また、「総務のマニュアル」「総務の引き出し」といった有料記事や、本誌『月刊総務』のデジタル版「月刊総務デジタルマガジン」が読み放題のサービス「月刊総務プレミアム」を提供しています。


特別企画、サービス