アシックス、初のCDP気候変動「Aリスト」入り 環境情報への取り組みを国際NGOが格付け
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年02月10日

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アシックス(東京都江東区)は2月7日、国際NGOのCDPが実施した世界中の企業を対象にした調査で、「気候変動」分野の最高評価である「Aリスト企業」に初めて選定されたと発表した。
また、花王(東京都中央区)も「気候変動」「フォレスト」「水セキュリティ」分野の3つの調査で「Aリスト企業」に選定された。花王は5年連続5回目のトリプルA獲得となった。
企業の開示情報、投資や資金調達に活用
CDPは、企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを有し、英国の慈善団体が管理する国際的な非営利組織。
投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営し、資本市場と企業の購買力を活用することで、温室効果ガスを削減し、水資源や森林を保護することを促進する取り組みを先導してきた。
2024年には企業と自治体など世界中の2万4000を超える組織が同団体の調査を通じて環境情報を開示した。このうち、国内企業はプライム市場上場企業の7割以上の2100社以上が情報を開示した。
開示された情報を基にしたCDPの環境データベースは、136兆ドル以上の資産を保有する740を超える金融機関との協働を通じて、持続可能な経済を構築するために投資や資金調達の意思決定に広く活用されている。
CDPは企業や自治体などに「気候変動」「フォレスト」「水セキュリティ」について調査を行い、「情報開示」「認識」「マネジメント」「リーダーシップ」の項目でA~Dのスコアを付ける。
東急不動産、三井物産、コーセーなど、2分野で「Aリスト」入り
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