書類整理の工数を9割削減し、電帳法とインボイスに対応したオリックスの新ストレージ

オリックス（東京都港区）は5月16日、改正電帳法に対応したビジネス書類の電子保管サービス「PATPOST」の提供を開始したと発表した。

活字や手書き文字を編集可能なテキストデータに自動変換

PATPOSTは活字や手書き文字などを画像データとして取り込み、編集可能なテキストデータに変換する同社独自技術「AI-OCR技術」を活用。高精度で文字をテキストデータに変換し、クラウド上のストレージに書類を保管できるサービスだ。

書類を保管するだけでなく、請求書や見積書、領収書といったさまざまなビジネス書類をシステムにアップロードするだけで以下の項目を自動でデータ化することができる。

• 書類種別
• 取引先名
• 取引金額
• 取引日
• アップロード日
• 更新日

証憑 （ しょうひょう ） 番号や記帳チェック、最終確認チェックなどは手動で入力する。自動入力のデータを含めて、これらの付加情報をシステムに登録することで、AI-OCR読み取り結果や付加情報を基に検索やソートを行えるようになり、書類整理の負担削減につながるという。