ロート製薬、社食の健康メニューが「三ツ星」を取得 貧血改善に対処「鉄ちゃんとランチ」
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年08月28日

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ロート製薬(大阪府大阪市)は8月27日、本社の社員食堂で提供するメニューが、「健康な食事・食環境(スマートミール)」認証の最高ランク「三ツ星」を取得したと発表した。
ロート製薬の社員食堂では、シダックスコントラクトフードサービス(東京都渋谷区)が食事を提供。塩分制限などのスマートミールの認証基準をクリアした。
メニューはシダックスとともに開発 女性のヘモグロビン値も改善
ロート製薬ではシダックスとともに、1990年から健康に配慮したメニューの開発に取り組んできた。2024年2月にメニューを刷新し、「いいことランチ」「鉄ちゃんとランチ」の2種類の定食の提供を開始した。
「いいことランチ」では、魚や多様な野菜を取り入れつつ揚げ物は控えめに調整し、塩分を抑えるために香味野菜や酸味、辛味、旨味を活用しながら、基準に適合するように工夫。「塩分制限」や「野菜70g以上を含む」などスマートミールの基準をクリアした。

「鉄ちゃんとランチ」では女性が不足しがちな鉄分の補強を目的とし、鉄分強化米を使用するなど、常時鉄分5mg以上を含む食事を提供した。
女性社員の24人のヘモグロビン値を測定したところ、測定時に基準値を下回っていた13人のヘモグロビン値が、新メニュー提供から3か月で改善できた。同社は「『鉄ちゃんとランチ』を意識的に選択したことや、鉄分強化米の摂食による効果も大きいと考えている」とコメントしている。
ロート製薬、8つの健康指標で社員のWell-being実現を目指す
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