トラックドライバーの働き方改革始めました 荷主に迷惑かけずに作業分担、誰もが休みやすく
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年09月08日

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運送物流会社エー・シー・トランスポート(埼玉県戸田市)は9月6日、物流の「2024年問題」解決の糸口として働き方改革に取り組み、働きやすく生産性を高めた労働環境を構築したことを発表した。
複数の従業員で負担を分散、希望労働時間に合わせて仕事を組み合わせる
以下のように就労の仕組みを見直し、負担の分散をはかった。規制の範囲内で働きたい量に応じて仕事を組み合わせ、休みも取りやすくなったという。
- 給与システムをパターン化することで、各従業員が仕事の取捨選択をできるような仕組みを導入
- 各仕事の労働時間を事前に定義することで、希望の労働時間に合わせて、仕事を組み合わせることができる。規制範囲内でも、定められた時間を超過した部分は「超過残業」として給与にも反映する
- 1つの仕事でも複数の従業員が対応できるようにし、負担を分散させる
- 荷主の都合に影響を与えることなく、従業員が希望に合わせて、休みを取れるようになった
この「仕事の組み合わせ」を工夫した環境の構築が、物流「2024年問題」の解決に寄与する上、従業員自身が働き方を選べるようになったことで、結果的に従来よりも働きやすい職場環境づくりにつながった。

働きやすい職場認証制度の「一つ星」を取得、社員の家族に愛される会社を目指す
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