40歳代の中小企業の社長、6割超が「紙・口頭・メールで仕事」3割がSaaS導入意向なし

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年11月15日
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Chatwork(東京都港区)が11月14日、中小企業の経営者やバックオフィス担当者2125人を対象としたアンケート調査の結果を公表。7割近くがDXの意味を理解していないこと、40歳代以上の経営者の過半数が、DX対応を目的とするリスキリングの必要性を感じていないと回答したことなどを明らかにした。

DX「聞いたことない」が中小企業の経営者・バックオフィス担当者の半数、実際の浸透状況は社長の年齢で格差

同調査では、事前に、従業員数300人以上の企業の経営者・バックオフィス担当者4108人に対し、DXやリスキリング、SaaSについての理解度および認知状況について質問。従業員規模300人未満の中小企業で「聞いたことがない」と答えた人の割合は、SaaSが70.6%、DXが49.7%、リスキリングが54.5%に上った。SaaSについては大企業(同1000人以上)でも39.1%が「聞いたことがない」と答えているが、中小企業との差は30ポイント以上におよぶ。

DX、リスキリング、SaaSについての認知度比較(企業規模別比較)
DX、リスキリング、SaaSについての認知度比較(企業規模別比較)(※画像クリックで拡大)

経費精算システム導入は3割 ただし導入しても約4社に1社が、使いこなせる人がいない

SaaSを導入し活用していると答えた経営者の割合は32.5%。そこで導入ツールについて聞くと、トップは「WEB会議システム(45.1%)」。次に「経費精算(30.7%)」「チャットツール(30.3%)」の順だった。ただし「経費精算」を導入済みの企業のうち、約4社に1社は「使いこなせている人はほとんどいない」のが現状だ(25.1%)。

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