NEC、2万人にデジタル社員証を導入 顔認証技術でビルの入退場や売店の決済などが可能に
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年07月11日
1ヶ月のアクセスランキング
日本電気(NEC、東京都港区)は7月10日、国内の社員2万人を対象に、顔認証技術を活用した「デジタル社員証」を本格導入したことを発表。生体認証や生成AIを活用した、働き方DXの取り組みを強化することも明らかにした。
社員証忘れや紛失のリスクなし、顔認証で社員のエクスペリエンス向上
顔写真などデジタル化された社員情報を「デジタルID」として登録。勤務管理システムと連携し、顔認証で本社ビルへ入退場できるようにした。食堂や売店などでの決済、ロッカーの開錠やパソコン起動のほか、オフィスでの複合機などでも利用できる。従来のカード型社員証のように、忘れたり紛失したりすることがないので、バックオフィス業務の効率化や社員のエクスペリエンス向上につながる。
今後ほかの事業拠点にも、デジタル社員証と連携したさまざま社員向けサービスを順次展開する予定。社員向けスマートフォン専用アプリも継続的に拡充する。社外サービスとの連携も強化し、第1弾として障がい者向けスマホアプリ「ミライロID」を予定している。
自社はゼロ番目のクライアント、体制づくりなどのノウハウを蓄積し顧客に提供
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。