人的資本調査2023 「人的資本リーダーズ」8社をはじめ、人的資本経営品質に優れた企業を選出
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一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアムとHR総研(東京都千代田区)、MS&ADインターリスク総研(東京都千代田区)は2月19日、共同で実施した「人的資本調査2023」において、優れた人的資本経営・開示の取り組みを行っている企業を表彰する「人的資本リーダーズ2023」および「人的資本経営品質2023」の受賞企業を選出し、公表した。
インパクト性があるユニークな取り組みや長期にわたる継続的な実践などを評価
「人的資本リーダーズ」は、人的資本経営と開示に関する企業・団体などの取り組み状況を調査する「人的資本調査」の結果を基に、選考委員が評価し先進的な取り組みを行うリーダー企業が決定される。
人的資本調査では、「企業価値向上に向けた本質的な取り組み推進」をテーマに、「人的資本経営の体制構築」「データドリブン(データを基に意思決定をする手法)体制」「PDCAサイクル」「マルチステークホルダーへの積極的な開示と対話」の視点から設計された大規模調査を実施し、各者の取り組みを評価している。
2023年度は、応募企業233社の中から学識経験者による厳正なる選考の結果、8社が選定された。
「人的資本リーダーズ2023」受賞企業と受賞ポイントは以下の通り。
エーザイ株式会社(東証プライム:4523)
定款と連動した人的資本経営や、社会に与えるインパクトをわかりやすく示すなどユニークな取り組みが多かったこと、自社独自の指標など積極的な情報開示の姿勢が見られる。
KDDI株式会社(東証プライム:9433)
CFOを中心とした統括体制を構築した上でリソースの配分を実施しているのが特徴。社内外の環境をシビアに認識し、リスク管理や従業員への手厚い取り組みを仕組み化している。
シスメックス株式会社(東証プライム:6869)
人的資本投資を単年ではなく、中長期の投資と捉えて進めている。また、投資とリターンについて指標を定めて、社内データによる検証を行うなど科学的な取り組みを実践している。
株式会社SHIFT(東証プライム:3697)
過去の事業成長と人への投資の関係を独自指標で分析。一貫した人材育成の取り組みが企業価値の向上に明確に結びついていることを示しており、今後のさらなる成長が期待される。
双日株式会社(東証プライム:2768)
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