総務が知っておくべきITトレンド(1) ノーコード/ローコード開発ツール、メタバース
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デジタルトランスフォーメーションを加速するために、総務パーソンが知っておくべき、今注目のITのトレンド「ノーコード/ローコード開発ツール」と「メタバース」をご紹介します。
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ノーコード/ローコード開発ツール
近年、ハードウエアの性能は劇的に向上し、クラウドの普及率も高くなっています。それに比べ、アプリケーション(特定の業務に専用・特化したソフトウエア、経費精算システムとか販売管理システムなど)開発は、それに見合う生産性の向上を果たしてきたとはいえません。この課題を解決する手段として「ノーコード/ローコード開発ツール」(図表1)が注目されています。
このツールは、業務の手順や帳票の書式、画面のレイアウトを入力すれば、プログラムやデータベースを自動で生成してくれます。プログラミングのスキルがなくても業務のプロセスを理解し、それを整理できればアプリケーションの開発ができるので、現場のアイデアをすぐに形にできる上、ニーズの変化に即応した日々の継続的な改修や改善が容易です。
また、業務手順を入力すれば自動でプログラミングされるので、業務プロセスが可視化され、プログラマーによる属人化も排除できます。
ノーコード開発ツールとローコード開発ツールの違いは、前者はグラフィカルな画面を使って、直感的な操作でアプリケーションを開発することに重点を置いている点にあります。ローコード開発ツールも同様の機能は提供しますが、簡易的なプログラミング言語も使えるため、よりきめ細かな業務処理の手順を作ることができます。最近では、両者の機能を併せ持ったツールも登場しています。
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