総務の業務が劇的に変化する! 注目のITトレンド

総務が知っておくべきITトレンド(1) ノーコード/ローコード開発ツール、メタバース

ネットコマース株式会社 代表取締役 斎藤 昌義
最終更新日:
2022年10月04日
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デジタルトランスフォーメーションを加速するために、総務パーソンが知っておくべき、今注目のITのトレンド「ノーコード/ローコード開発ツール」と「メタバース」をご紹介します。

「総務が知っておくべきITトレンド(2) RPA」はこちら
「総務が知っておくべきITトレンド(3) ブロックチェーン」はこちら

ノーコード/ローコード開発ツール

近年、ハードウエアの性能は劇的に向上し、クラウドの普及率も高くなっています。それに比べ、アプリケーション(特定の業務に専用・特化したソフトウエア、経費精算システムとか販売管理システムなど)開発は、それに見合う生産性の向上を果たしてきたとはいえません。この課題を解決する手段として「ノーコード/ローコード開発ツール」(図表1)が注目されています。

図表1:ノーコード/ローコード開発ツール

画像の説明
(※画像クリックで拡大)

このツールは、業務の手順や帳票の書式、画面のレイアウトを入力すれば、プログラムやデータベースを自動で生成してくれます。プログラミングのスキルがなくても業務のプロセスを理解し、それを整理できればアプリケーションの開発ができるので、現場のアイデアをすぐに形にできる上、ニーズの変化に即応した日々の継続的な改修や改善が容易です。

また、業務手順を入力すれば自動でプログラミングされるので、業務プロセスが可視化され、プログラマーによる属人化も排除できます。

ノーコード開発ツールとローコード開発ツールの違いは、前者はグラフィカルな画面を使って、直感的な操作でアプリケーションを開発することに重点を置いている点にあります。ローコード開発ツールも同様の機能は提供しますが、簡易的なプログラミング言語も使えるため、よりきめ細かな業務処理の手順を作ることができます。最近では、両者の機能を併せ持ったツールも登場しています。

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著者プロフィール

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ネットコマース株式会社 代表取締役
斎藤 昌義

1982年、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社、1部上場の電気・電子関連企業を営業先として担当ののち、1995年、ネットコマース株式会社を設立。外資系企業の日本での事業開発、産学連携事業やベンチャーの企業をプロデュース、ITベンダーの事業戦略の策定、営業組織の改革支援、人材育成やビジネス・コーチングのほか、ユーザー企業の情報システムの企画・戦略の策定などに従事。ITの最新トレンドやビジネス戦略について学ぶ「ITソリューション塾」を2009年より主宰し東京/大阪/福岡で開催。2022年時点で約3000人の卒業生。年間150回程度の講義・講演。2022年八ヶ岳南麓・山梨県北杜市に「神社の杜のワーキング・プレイス8KUMO(やくも)」開設予定。

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