異業種同士で「クロスメンタリング」 出光興産・東京海上日動が協力したキャリア形成支援の結果

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年12月14日
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出光興産(東京都千代田区)は12月12日、東京海上日動火災保険(東京都千代田区)とともに実施した女性管理職を育成する「クロスメンタリング」の最終報告会の模様を発表した。

発表会は12月4日に開催され、半年にわたる活動の振り返りを行うとともに、来期の活動についても発表した。

男女の役職者のペアメンタリングで多様な視点を学ぶ

「クロスメンタリング」は、メンター(支援者、助言者)とメンティ(支援・助言を受ける立場)が、異なる企業同士の組み合わせで実施する企業横断型のキャリア形成支援の取り組みで、同社は「国内でも先行的な事例」としている。

今回は、両社からメンティとして部長クラスと課長クラスの女性役職者8人、メンターとして男性を含む執行役員などの経営幹部ら8人を選出し、双方の女性役職者と経営幹部がペアとなり、6月から12月にかけて、集合研修やメンタリングを実施した。

また、両社で、新任女性リーダー研修の共同開催も試行した。

来期は参加企業を4~5社に増やし、30組60人規模で実施する予定。クロスメンタリングに加え、女性管理職同士のネットワークづくり、参加企業による人事交流や研修などの共同開催なども検討し、プログラム全体のプラットフォーム開発に取り組むとしている。

プログラムの目指す姿とマイルストーン

「上下関係なく正直に」「ジェンダーのよろいを実感」他業種のリーダーとのメンタリングで多様性を意識

同社では、マイノリティである女性役職者の課題や悩みは職場だけでは解決しきれないとし、こうした課題や悩みをサポートしていくために、クロスメンタリング制度を導入。

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