猛暑の在宅勤務、電気代はコワーキングの3倍? 「クールシェア」で年間23万円節約
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年08月04日
全国153の気象台などのうち、98地点で月平均気温が歴代1位となる記録的猛暑が続く今夏、在宅勤務者の間では「自宅の冷房代が負担」という声が高まっている。
こうした中、コワーキングスペースを運営するWOOC(東京都品川区)は7月31日、在宅勤務とコワーキングスペース利用時の電気代を比較した試算結果を公表した。複数人が1か所に集まり空調を共有する「クールシェア」により、年間で約23万円の節約が可能であるとしている。
政府や環境省も、公共施設やシェアオフィスでのクールシェアを推進しており、夏の省エネ対策として注目が集まっている。
コワーキングスペース利用で月額2万円の節電効果
経済産業省の調査※によれば、テレワークによる在宅時間の増加は電力消費量の大幅な増加につながる可能性が高い。WOOCは、6畳用エアコン(冷房能力2.2kW、消費電力0.58kW)を1日8時間、月20営業日稼働させた場合を想定し、電気料金単価31円/kWhで試算した。
10人がそれぞれ自宅で勤務する場合と、18畳用エアコン(冷房能力5.6kW、定格消費電力1.9kW)のあるコワーキングスペースに集まって働く場合を比較した結果、月額電気代は在宅勤務が約2万8768円(10人合計)、クールシェアでは9424円に抑えられた。年間で約23万円の差が生じる計算となる。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。
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