中小企業の「攻めの脱炭素経営」を支援 東京商工会議所、省エネ施策などを盛り込んだ好事例を公開
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月25日

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日本商工会議所と東京商工会議所は7月24日、省エネ・脱炭素の好事例を紹介する特設ウェブページ「攻めの脱炭素事例集」を公開した。
この事例集では、東京商工会議所が実施する少人数制の勉強会「東商脱炭素『塾』」に参加した企業の事例を中心に、独自の取り組みで成果を上げている企業の事例も併せて紹介している。脱炭素経営を進める過程で各社が直面した課題や、それに対する工夫、実際に得られた成果が紹介されており、コスト削減やブランディングなど経営的な視点からの効果も見えてくる内容だ。
これから脱炭素に取り組もうとする中小企業にとって、施策の立案・実行を検討する際の参考となる実践的な情報が整理された構成となっている。
脱炭素・省エネの実践的な知識を学ぶ「東商脱炭素『塾』」
「東商脱炭素『塾』」は、東京商工会議所が主催する少人数制・同業種別の勉強会で、脱炭素・省エネの実践的な知識を専門家から学ぶことができる場だ。
勉強会では、業種や規模の近い企業同士が集まり、課題の共有や専門家のアドバイスを受けながら、自社に合った具体的な取り組みを検討できる。事例集に掲載された中から、「東商脱炭素『塾』」に参加した2社の取り組みを紹介する。
社内改善活動を進化させ、独自のSDGs活動を展開
菊川工業(東京都墨田区)は、建築物の装飾金属建材をオーダーメイドで手掛ける製造業企業。同社では2004年より、生産性向上とコスト削減を目的に社内の「ムダ取り」に取り組む「K‐JIT活動」を開始。やがて省エネ・省資源を重視する「エコアクション21」や「ISO14001」取得へと活動が発展し、社内全体での環境意識を高めてきた。
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