「まずは社員の健康から」ロート製薬、23年度健康経営の進捗を公表 運動頻度向上など一定の成果

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年05月20日
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ロート製薬(大阪府大阪市)は5月17日、健康経営の進捗を公表した。喫煙者率や睡眠時間6.5時間以上の割合など身体と生活習慣に関する8つの健康目標(KPI)を掲げていたが、いずれ項目も目標達成はできなかった。

健康の土台となる8つの健康指標を設定、項目によって結果はまちまちに……

同社は2021年、2023年に向けた健康指標を設定。健康の土台となる以下の8つの指標を具体的に掲げ、健康経営を進めてきた。KPI設定にあたっては、「現在(プレゼンティーズム・アプセンティーズムの予防)」「未来(生活習慣病や身体疾患、メンタルヘルス不調の発症予防)」「次世代(次世代への健康影響の予防)」と分類している点も特徴だ。

2023年目標と2023年実績は以下の通り。

  • メタボリックシンドローム(メタボ判定+メタボ予備軍判定)該当者の割合
    • 2023年目標:0% → 2023年実績:14.2%(6.1%+8.1%)
  • 貧血該当者(女性)の割合
    • 2023年目標:0% → 2023年実績:15.9%
  • 健全年齢<実年齢の割合
    • 2023年目標:80% → 2023年実績:65.0%
  • 喫煙者の割合
    • 2023年目標:0% → 2023年実績:2.2%
  • 適正飲酒量を守っている割合
    • 2023年目標:100% → 2023年実績:76.5%
  • 睡眠時間6.5時間以上の割合
    • 2023年目標:80% → 2023年実績:33.5%
  • 30分の運動を週2回以上の実践者の割合
    • 2023年目標:50% → 2023年実績:41.4%
  • 1日8000歩および20分の早歩きの実践者の割合
    • 2023年目標:50% → 2023年実績:15.2%

※健全年齢とは、脳活・体力・歩行の3つの年齢を合わせ、心身の総合的な健全性を実年齢と比較・評価する数値

3年間の取り組みでは、「健全年齢<実年齢の割合」「30分の運動を週2回以上の実践者」「1日8000歩および20分の早歩きの実践者」などについて増加傾向が見られた。この結果を受けて、同社は、活動量の増加と運動習慣の定着が認められたとしている。

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