初年度64件成立 グループ内の希望者をダイレクトスカウト、主体性を高めるパーソルの新人事制度
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年03月05日

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パーソルホールディングス(東京都港区)が3月4日、グループ内の募集部署が直接社員をスカウトする「キャリアスカウト制度」の利用実績(速報値)を発表。運用初年度は同制度を通して64人の異動が決まったことを明らかにした。
これまでも公募制度によるグループ間異動はあったが、ダイレクト・リクルーティング型の異動制度を導入することで、社員がより多様な選択肢から、主体的にキャリアを選択できるようにした。
プロフィール登録・スカウトを通じ、社員のキャリアの棚卸しや社内コミュニケーションのきっかけに
国内社員約2.5万人を対象に2023年10月に運用を開始したところ、スカウトや選考を経て、64人のグループ間異動が決まった。 スカウトを受けるためには、まず社員が社内システムに自身の経歴やスキル、今後のキャリア意向を登録する。この「プロフィール登録」は、社員がキャリアの棚卸しや内省をする機会にもなった。
選考に合格すると異動が選択可能できる仕組み 初年度は約700件のスカウト
初年度はプロフィール登録をした566人に対し695件のスカウトメッセージが送付された。プロフィールを起点にスカウト先である他部署とコミュニケーションを取ることになるので、社員がグループ内の多様な組織や仕事を知るきっかけにもなる。スカウト先に異動を希望する場合は応募後、選考フローに入り、オファー面談を受け選考に合格すると、異動が選択できる仕組みだ。

同制度には、今後のキャリア展望の提示やスカウトの応募可否、異動の承諾可否など、社員自身がキャリアを自己決定するプロセスが含まれる。
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