内々定前の学生に交通費・宿泊費などを支給する企業が6割、平均約1万5千円　マイナビ調査

マイナビ（東京都千代田区）は7月24日、2024年卒業予定の大学生・大学院生1881人を対象に実施した「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況」の結果を発表した。

調査によると、6月時点で、入社予定先を決め就職活動を終了した割合は34.0％。このうち、企業の最終面接が「対面式」だったのは66.0％だった。また今回の調査で、内々定を得る前に、企業から交通費や宿泊費を支給されたことがある学生は6割近くに上ることがわかった。

約3人に1人以上が、6月中に就職活動を終了

6月に1次面接を受けた学生の割合は、前年比3.0ポイント減の19.5％。最終面接を受けた割合は、前年比2.2ポイント減の22.7％で、いずれも前年より微減した。

一方、入社予定先を決めて就職活動を終了した学生の割合は、前年比1.2ポイント増の34.0％で、約3人に1人以上が6月中に就職活動を終了した。

インターンシップ参加の学生、内々定時期がやや早まる

また、インターンシップ・仕事体験に参加した学生が内々定を得た時期では、3月以前の割合は、前年比10.1ポイント増の52.6％。全体的にも前年より、やや早い傾向が見られた。