電通のクリエイティブ部門に学ぶ、「交流を育み集中力を高める」オフィスレイアウト
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年04月23日
電通(東京都港区)は4月22日、クリエイティブ部門の新たなワークスペースを本社内に開設し、本格的な運用を開始した。情報セキュリティを維持しながら、社員の多様な働き方を実現する新たな職場を目指した。
事前リサーチで課題や要望を把握 人間工学やUIなどを基にオフィスデザイン
ワークスペースの新設にあたり、同社はリサーチを実施し、既存のオフィス空間における課題や社員の要望を明らかにした。
課題としては「席配置や動線など効率性を追求するあまり、お互いのようすが見えにくい」「ふとした会話や、クリエイティビィを高める偶然の交流が少ない」などが挙げられたほか、「オフィスならではの集中力を発揮したい」「外音を気にせず仕事に打ち込みたい」「本や大きな資料を机に広げて作業したい」などの要望があった。
こうした声を基に、新たなワークスペースは情報セキュリティを維持しつつ、フロアを「共創のスペース」と「静かに考えるスペース」の2つのコンセプトで分け、メンバーそれぞれの自由な働き方を反映できるオフィス空間に仕上げた。
人が自然な距離感で接触できる「交差点」を複数設置
電通の新オフィスは、集中スペースと交流スペースをくっきりと区切ることはせず、ゆるやかにゾーニングされているのが特徴だ。
共創のスペースは、人間工学やUIの知見を基に、人が自然な距離感で接触できる「交差点」となるスポットを複数設置。本棚と一体となったベンチやソファ席など、お互いが話し掛けやすい距離感を取れる設計をスペース全体で実現している。社員同士は仕事中に自然とアイコンタクトができ、無意識のうちに出会いや接点が生まれる仕掛けだ。
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