首都圏学生が地方企業訪問 和栗がつなぐ産官学共創スタディツアー in浜松 連携が生む可能性

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月24日
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春華堂(静岡県浜松市)、静岡新聞社・静岡放送(静岡県静岡市)、スズキ(同)、ローランド(同)は23日、首都圏の大学生を対象とした地域体験型の「スタディツアー」を、浜松市の後援の下、開催したと発表した。

同事業は、一般社団法人和栗協議会の取り組みから派生したもの。静岡県西部・遠州地域の「ものづくり産業」と「食文化」を題材に、農業体験や地元企業とのワークショップを通じて、地域課題とその可能性に触れる学びの場を創出した。スタディツアーは、掛川市産の「和栗」の振興を軸とした企業・行政・大学の連携から生まれた取り組みでもある。

和栗から始まる「越境」共創の物語

今回のスタディツアーでは、掛川市を中心に生産される在来種の和栗が、地域連携のきっかけとして位置付けられた。農業にとどまらず、製造業やメディア、行政、教育機関などが参画しており、多様な主体による共創が進められている。

学生たちは地域の生産現場や企業を訪問し、浜松地域の産業や社会課題に直接触れる機会を得た。本ツアーは、教育機関と地域企業、行政の相互理解や関係構築を促進する実践の場として位置付けられている。

ツアーは2回に分けて実施。9月には立命館大学、立教大学、立正大学から学生21人と教員10人が参加。10月には法政大学から学生8人と教員1人が参加した。

企業訪問や農業体験に加えて、「食」「情報コンテンツ」「モビリティ」「音楽」「学び」といったテーマでのグループワークも実施され、最終日には課題解決に向けたアイデアの発表が行われた。

講義のようす

参加企業は、春華堂、スズキ、ローランド、静岡新聞社・静岡放送のほか、ソミックマネージメントホールディングス(磐田市)、HACK(浜松市)、山ノ舎(浜松市)など、多岐にわたる。

互いに学び合う、現場での交流

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