パパを送り出す部署にも最大10万円 サポート促し男性育休取得100%を1年で達成、読売広告社
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年05月12日
1ヶ月のアクセスランキング
読売広告社(東京都港区)は5月10日、2022年度における男性社員の育休取得率が100%に達成したと発表した。
同社が「男性育休100%宣言」を表明したのは22年10月。取得する育休期間は2週間を目標とし、表明当初は24年度までの達成を目指していたが、2022年度(2022年4月1日から2023年3月31日)で9名全員が取得し、目標を達成することができた。前年の2021年度で取得したのはわずか2名、平均取得日数も2021年度の4日から8.8日まで増加した。
目標前倒しで男性育休100%を実現した読売広告社の支援制度
同社では、育児休業取得者が復職した際の一時金支給や、育休取得者をサポートする周囲のチームメンバーへのインセンティブ支給などの施策を実施してきた。
育休取得者が所属するチームへのインセンティブ支給制度は、一定期間の取得を条件に、育児休業取得者の所属部署に対するインセンティブを支給するもの。具体的には、2週間の育休を取得した場合は10万円、1週間の育休を取得した場合は5万円を所属部署に支給する。育児休業取得者が所属しているチームのメンバーなど周囲のサポートを促すことで、休業取得のハードルを下げることを目的に制定された。
また、育児休業取得者に対しても、復職する際の一時金を支給する制度を制定したほか、以下のような制度を構築し、育休取得をしやすい環境を整備した。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。