「産業医に何を頼めばいいかわからない」健康経営推進の意欲、コミュニケーションに課題

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年07月12日
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エムスリーキャリア(東京都港区)が7月11日、産業医の活用や選任に関する企業の課題を調査した結果を発表。産業医との関係性について、約8割の企業がおおむね満足していると答えた一方、3割近い企業が産業医に何を頼むべきかわかっていないという実情が明らかになった。

半数以上が法令遵守の取り組みに積極的 「最低限でいい」は約2割

同調査は、産業医・産業保健に関連する業務の担当者もしくは意思決定者2075人を対象に実施。産業保健や健康経営の推進について聞いたところ、半数以上の企業が、法令遵守の取り組みに対して積極的な姿勢を示していることがわかった。

従業員数が多い企業ほど「経営課題として捉える」「健康経営最先端企業として取り組みたい」と、取り組みに意欲的な傾向が示された。一方、「最低限の法令遵守体制を整え、それを維持している」と答えた企業の割合は2割強にとどまる。授業員数1000人未満の企業では、比較的「最低限法令遵守しようと努力中(160社)」と答えた企業の割合が高い。

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改善したい産業保健業務は、メンタルヘルス対応やストレスチェック テレワークが影響

産業保健業務について、改善したい点について聞いたところ、トップは「メンタルヘルス対応(38.3%)」だった。続く「ストレスチェック(35.3%)」とともに、約3社に1社が課題であると捉えている。その要因として同調査は、テレワークをする従業員が増えたことを挙げている。

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