労働相談の第1位、2022年も「職場の嫌がらせ」 具体的な事例もチェックできる東京都の調査結果

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年06月28日
soumu-c220720100

東京都は6月26日、2022年度の労働相談・あっせんの状況を取りまとめ発表した。

労働相談件数は、4万6269件で前年度からわずかに増加した。相談項目では、職場の嫌がらせが11.5%を占め、今年も1位だった。あっせん件数は326件で、このうち7割以上は紛争で解決したと報告されている。

労働者からの相談は3万4884件、「嫌がらせ」の相談は依然として多い

直近10年間の労働相談件数は、2014年の5万3104件をピークにほぼ横ばいで推移していたが、2021年は4万5504件と前年から大きく減少。2022年は4万6269件で、前年度から1.7%増加した。

労働相談件数の推移
労働相談件数の推移(※画像クリックで拡大)

2022年度の労使別相談件数では、労働者からの相談が3万4884件で、前年(3万4973件)から0.3%減少、使用者からの相談が9315件で、前年(8537件)から10%以上増加した。

このうち、労働者からの相談では、正規労働者からの相談が2万4324件(52.6%)、非正規労働者からの相談が1万3365件(28.9%)だった。非正規労働者からの相談の内訳は、パート・アルバイトが5731件(12.4%)、派遣が2128件(4.6%)、契約社員が5506件(11.9%)。

2022年度に寄せられた労働相談の上位5つは、以下の通り。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

プロフィール

logo@4x


月刊総務オンライン編集部

「月刊総務オンライン」では、総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つニュース、コラムなどを平日毎日発信しています。また、「総務のマニュアル」「総務の引き出し」といった有料記事や本誌『月刊総務』のデジタル版「月刊総務デジタルマガジン」が読み放題のサービス「月刊総務プレミアム」を提供しています。


関連記事

  • レンタカーの安全運転管理も可能! コストを抑え、車両管理にかかわる日常業務の負担を減らす方法 PR
  • 食で社員を応援! 総務が値段を決められる自由さがポイント。豊富なアイテムがそろうミニコンビニ PR
  • 何となくで選んでない? 実は重要なオフィスの「照明」。空間に合った明るさや色味が与える効果 PR

特別企画、サービス