2028年秋より雇用保険の適用が拡大 対象となる労働者の4割が「加入したい」と回答
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年10月25日
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)は10月23日、現在雇用保険が適用されていない、週所定労働時間が20時間未満の短時間労働者のうち、約4割が「働き方を変えずに雇用保険に加入したい」と考えているという調査結果を明らかにした。
2028年に予定されている雇用保険の適用拡大に伴い、週10時間以上の労働者が新たに雇用保険の対象となるが、短時間労働者がこの制度改正をどのように受け止めるかが焦点になる。
短時間労働者、雇用保険に「加入したい」が4割
調査回答者は15歳から74歳までの男女1万人で、主な仕事の週所定労働時間が20時間未満である者(雇用保険適用者を除く)。
今の働き方を変えずに雇用保険に加入できるとすれば加入したいと思うかたずねたところ、「加入したい」が42.6%、「加入したくない」が57.4%となっている。主な仕事での週所定労働時間別に見ると、「加入したい」は「週15時間以上20時間未満」で46.3%、「週10時間以上15時間未満」で41.2%だった。
雇用保険に加入したい・したくない理由
雇用保険に「加入したい」と回答した者にその理由を尋ねたところ(複数回答)、最も多かったのは「失業給付が受けられるから」で、74.8%と圧倒的な割合を占めている。次に多かったのは「生計維持のために働いているから」(25.1%)で、生活費を稼ぐために働いている労働者にとって、万が一の失業リスクに備えたいというニーズが強いことがわかる。
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