本社リニューアルで社員の健康増進と知的生産性を向上、コスト削減も実現 NTTファシリティーズ
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月25日

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NTTファシリティーズ(東京都港区)は7月24日、本社オフィスのリニューアル工事が完了したことを発表。オフィス面積を47%削減し、オフィス賃料や光熱水費を、年間2億円以上削減できたことを明らかにした。
社員の健康増進や知的生産性向上の効果を4000万円以上と試算
同社は、社員の健康増進や知的生産性を向上させながら、自社のオフィスリニューアルを推進。この「健康増進」と「知的生産性」の効果について、共同開発した指標による算出では年間で約4000万円以上になると試算している。
また、社内のエンゲージメント調査において「自身の作業環境で効率的に働けているか」のスコアが12ポイント、「コラボレーションが実現できているか」のスコアが4ポイント上昇。「社員の働く環境に対する満足度や意識にも確かな変化が見られています」と手応えを示している。
希薄になっていたリアルなコミュニケーションの接点を創出
同社は、「新たな価値を提供する場」としてのワークプレイスの在り方を見直し、必要な機能や要件を定義するため、アクティビティ分析や出社率データに基づいて自社オフィスを最適化した。
通常の執務エリアで使用していたフロアの一部に、複数のスペースで構成される共創スペース「FL@T™」(読み方:フラット)を新たに設置。社員や社外の協業者との共創を実現・支援することを目的として設計した。100人規模のイベントに対応するワークラウンジでは、プレオープン以降の約10か月間で、300回以上の交流イベントや勉強会、タスク横断型の会議などを開催している。
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