仕事での「疲労・睡眠・不安感」それ、鉄分が足りてません 適切な情報提供でパフォーマンスが改善
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年03月05日

アクセスランキング
太陽化学(三重県四日市市)は3月4日、貧血状態をヘルステック機器とセルフチェックアンケートで可視化し、鉄分の重要性を
プログラムの結果、参加者の行動変容を促し、「疲労感、睡眠課題、不安感」といった軽度の健康課題が改善し、労働パフォーマンスが向上したことを確認したと発表した。
健康状態を可視化、栄養セミナーと自分でできるマッサージ方法を伝授
疲労回復プログラムは、1月21日と2月18日の2回、男性3人、女性28人の計31人が参加した。会場は、三菱地所(東京都千代田区)が個社では手間暇と維持管理コストがかかる休養サービスを、企業間シェアで提供して運営しているシェア休養室「とまり木」で実施した。
個人だけではなく企業の生産性に大きな影響を与える「疲労感、睡眠課題、不安感」などの軽度の健康課題の原因の一つである鉄分不足に注目し、ヘルステック機器と生活習慣アンケートを活用して参加者自身の健康状態の可視化を行った。
さらに健康課題を解決するための具体的な手段として、2回の栄養セミナー、疲労改善セルフマッサージを提供することで、ビジネスパーソンの軽度の健康課題解決を目指した。
プログラム参加者のヘモグロビン推定値、7割で上昇を確認
1月21日の第1回開催時点では、「鉄分が不足している可能性のある人」が、プログラム参加者の73%を占めていた一方、鉄分を意識的に摂取している人は24%だった。
そこで栄養セミナーを実施し、鉄分の重要性の情報提供を行ったところ、1か月後の2月18日の第2回開催後には、プログラム参加者のうち91%が意識的に鉄分を摂取するようになり、ヘモグロビン推定値の上昇が確認された参加者は74%に上った。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。