今年も新卒採用に関して政府が要請、「採用選考は6月以降」 インターンシップは産学連携で類型示す
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2022年03月30日

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内閣官房は3月28日、2023年度卒業予定(2024年3月末卒業予定)の新卒採用に関し、採用活動の日程やインターンシップの取扱いについて学生が安心して就職活動に取り組めるよう経済団体等(1252団体)に要請した。
一部インターンシップに関する動向・指標が示されたほか、昨年の要請と大きく変わらず主な要請内容は下記のとおり。
採用日程は変わらず 広報は3月以降、採用選考活動は6月以降、内定は10月以降
就職・採用活動の日程は政府が「採用選考に関する指針」を日本経済団体連合会(経団連)から引き継いだ後も下記のように定められている。
- 広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
- 採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
- 正式な内定日:卒業・修了年度の10月1日以降
2023年度卒業予定の新卒採用においても、学生が学業に専念し安心して就職活動に取り組める環境づくりのため、上記日程の順守が求められる。
インターンシップは経団連・大学関係団体であり方の検討すすむ
インターンシップについては、先述の日程より前に実質的な採用活動が行われる事例もある。また、学生の長期休暇以外に実施されるインターンシップも存在するため、学生が学修時間等を確保しながら就職活動に取り組める環境が損なわれる事態も生じている。
これを受け、日本経済団体連合会と大学関係団体等の代表者により構成される「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」が2021年4月に公表した「ポスト・コロナを見据えた新たな大学教育と産学連携の推進」では、新たなインターンシップの定義や、インターンシップを含む学生のキャリア形成支援活動の類型が下記の通り示された。
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