女性会社員が感じるジェンダーギャップ、第1位は「給与」 不利益感を減らすには?
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年06月29日

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アデコ(東京都千代田区)は6月28日、20歳代から50歳代の会社員の男女2000人を対象にした、ジェンダー・ギャップに関する意識調査の結果を発表した。回答した女性の約3割が、これまでのキャリアで「性別を理由に不利益をこうむったことがある」と感じており、不利益をこうむった内容では「給与や賞与に差をつけられた」が半数以上を占めた。
女性の約4割が職場でジェンダーギャップを感じることがある
調査では、自身を性的マイノリティであるとは考えていないと回答した会社員(シスヘテロの会社員)1717人に対し、「現在の職場においてジェンダー・ギャップ(性別により生じる格差)を感じることはあるか」を聞いたところ、女性の38.3%、男性の27.8%が「ある」と回答した。

性別による不利益感の改善は喫緊の課題に
「これまでのキャリアで、性別を理由に不利益をこうむったことはあるか」の質問では、女性の30.4%(261人)、男性の7.5%(64人)が「ある」と回答。
具体的にどのような不利益をこうむったかを聞いたところ、女性の回答では「給与や賞与に差をつけられた」が51.3%で最多だった。次いで「正当な評価を受けられなかった」(49.4%)、「ハラスメントを受けた」(46.7%)と続いた。

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