会議の議事録作成や健康行動の提案などAIを活用したサービス増加 海外とは意識の差
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一般的なAIとは異なり、新しいアイデアやオリジナルコンテンツを生成することのできる生成AI。各企業では生成AIを活用した業務改善や顧客に対する付加価値の向上のための新サービスといった取り組み事例が増えている一方、海外と比べてAI活用に対する意識の差が生じている。
AIが会議サマリーを自動生成。法務、コンプライアンスなど専門的な知識をアドバイス
パーソルプロセス&テクノロジー(東京都江東区)は8月9日、同社が開発・提供するミーティングマネジメントツール「TIMO Meeting」に、チャットGPTを活用した「AIアシスタント」と「AIアドバイザリー」の2機能を追加したと発表した。
同社が3月に実施したアンケート調査で、会議準備における「アジェンダ作成」に対して半数以上の人がストレスを感じていると回答があり、「AIアシスタント」、「AIアドバイザリー」の2機能を開発した。機能追加でアジェンダの作成時間を削減することが可能になる。
AIアシスタントは添付資料を読み込み、「決議」「議論」「報告」など会議体にあったテンプレートに沿ったサマリーを自動生成。目的・目標・背景・概要・想定される論点などを端的にまとめて抽出することができる。
AIアドバイザリーは添付資料やサマリーにAIを活用して法務、コンプライアンスなどの観点でアドバイスする。「参照データを要約する」「参照データから論点を抽出する」「参照データに関連した法律を挙げる」「参照データからメリットとデメリットをまとめる」といった選択肢から論点を選ぶことで、論点に抜け漏れがないか確認することができる。
顧客データを元に顧客それぞれ個別最適化された健康行動をAIが提案
また、SOMPOひまわり生命保険(東京都新宿区)は、8月8日、自社開発のAIモデルを活用した健康応援機能「AI行動レコメンド」を、生活習慣の改善をサポートするアプリ「リンククロス 健康トライ」の新機能として搭載したと発表した。
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