新入社員、「ビジネス文書スキル」が最も苦手に 一方で「考える力」は伸びているという調査結果
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年11月17日

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インソース(東京都荒川区)が11月15日、新入社員1万人以上から集計したスキルアセスメントの分析結果を発表。新人が潜在的に持っている課題について、近年の傾向を明らかにした。
年々下降し、ついに「最も苦手」に転落した「文書スキル」
近年の新人の傾向や人事担当者の悩みを基に、「組織内で即戦力となるために、目指すべき1年目社員の姿」に到達するために必要なスキルを同社が8つ定義。可視化するために「新人8大スキルアセスメント」で得られた1万2092人の回答結果を点数化し、各スキルの偏差を分析した。
同社が定義した新入社員に必要な8大スキル
- ビジネスマインド
- ビジネスマナー
- 仕事の進め方
- 文書スキル
- 対人スキル
- 伝えるスキル
- 考えるスキル
- PCスキル
2023年度、新入社員が「最も苦手」と評価されたのは「文書スキル」だ。27.8ポイント(平均点、以下同)だった2020年度をピークに下降傾向だったが、2023年度は前年よりさらに0.2ポイント下がった。8スキルの中で最も低い数値を出したのは、調査開始以降初めて。同社は「ビジネス文書力の低下は、ここ数年継続的な課題だ」と指摘する。

前年比プラスに転じた「ビジネスマナー」、「考えるスキル」とともに上昇傾向
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