イベントや勉強会など、偶発的なコラボが生まれる空間に パーソルキャリアの新オフィス
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年09月16日

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転職サービス「doda」などを運営するパーソルキャリア(東京都港区)が2024年10月に移転した麻布台本社オフィスが「第38回 日経ニューオフィス賞」において「推進賞」と「クリエイティブ・オフィス賞」を受賞した。
同賞は日本経済新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会が主催し、「ニューオフィス」づくりの普及・促進をはかることを目的に、創意と工夫をこらしたオフィスを表彰する。
コンセプトは「Give Power」 力を与え合う場を目指すオフィス設計
麻布台本社オフィスのコンセプトは「Give Power - the place to gain, share and enhance OUR power -」。オフィスに集う社員が力を育み、その力を互いに与え合うことでさらに大きな力を発揮するという思いが込められている。
新オフィスは以下の4つのテーマを基に設計された。
- 外と接する:社外の人々との交流を促進するイベントスペースや応接室を設置
- コミュニティを育む:社員同士が集まりやすいカフェエリアやライブラリエリアを配置
- 力を育む:個人のスキル向上とキャリア発揮を支援する環境を整備
- 未来を創る:新しいサービスや働き方を生み出すコラボレーション空間を構築
オフィス各所にはアーティストと社員がワークショップを重ねて考えたMISSIONウォールが描かれており、会社や社員の思いを可視化している。カラフルで適度な遊び心もある巧みな空間づくりで、感性を自然と刺激する。これらのアート作品はヘラルボニーとのライセンス契約によるもので、知的障がいを持つアーティスト・小林覚氏による作品が展示されている。

働き方の多様化など、時代の変化に合わせた本社移転戦略
パーソルキャリアは2002年の本社移転から22年間、同一拠点での事業運営を継続。この間に従業員数は約2000人から約7000人へと3.5倍に増加し、事業規模の拡大に伴って組織体制の見直しが必要だったという。
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