10年連続、従業員の歯科健診受診率100%を達成 モリタの健康経営戦略の仕組みづくり
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年06月05日

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歯科医療機器の販売などを行うモリタ(大阪府吹田市)は6月4日、2023年度の従業員の歯科健診受診率が10年連続で100%を達成したと発表した。
「歯科健診受診率100%」などの指標を見える化し、PDCAを回す
同社では健康経営の施策の一つとして「歯科健診受診率100%」を掲げており、定期的な歯科健診受診を定着化させるために、以下の取り組みを実施している。
- 歯科健診などにかかる費用を補助
- 大阪本社に歯科診療所を設置
- 部署ごとに受診率を集計、定期的に全社公開することで早めの受診を促進
併せて、従業員に日常のセルフケアの重要性を伝え、

歯科医院向けの事業を展開する同社でも、目標を設定した当初は予防歯科への意識が現状ほど高くなく、年度末ぎりぎりに100%を達成する状況だった。しかし、現在では、従業員に「歯科健診」はすっかり定着し、早期に100%受診を達成できるようになっているという。
経営トップ直轄の「働き方改革推進室」中心に健康経営を実施、従業員の声も積極的に反映
同社の健康経営推進は、経営トップ直轄の部署「働き方改革推進室」が担う。そこで決定された施策を、各現場で任命された「健康増進リーダー」が実行し、結果を回収する。回収した結果を分析しさらに見直しを行うPDCAサイクルを実現している。
また同社では、健康経営に関する投資対効果の関係を「健康経営戦略マップ」にまとめ、経営課題と従業員の健康を維持・改善するための投資項目や行動指針を整理している。
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