時短術講座や体験型ギフトで「帰りにくい」の思い込みを打破 パーソルHD、300人を対象

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年05月29日
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パーソルホールディングス(東京都港区)は5月28日、DE&I推進の風土醸成施策として、残業時間の削減を目的とした新プロジェクトを発足したことを発表した。

残業時間削減でできた時間を個々のウェルビーイングにつなげる

エントリーしたチームごとに目標を設定し約3か月間、残業時間の削減に取り組む。任意で受けられるタイムパフォーマンス向上講座も用意した。振り返り後には、希望に合った体験型のカタログギフトを提供する。プロジェクトを通して発生した空き時間を、従業員一人ひとりのウェルビーイングにつながる時間に変えることが目的で、内容は自己研さんやリフレッシュ、アクティビティなど「プライスレスな体験」となっている。

長時間労働による「帰りにくい」「休みにくい」を取り除き、同グループのDE&I推進の目標である「多様な人材が活躍できる環境づくり」を目指す。そして、残業時間の削減で生まれた余白の時間を個々のウェルビーイングにつなぐことを目指して同プロジェクト名は「YOHAKU(よはく)~さらば『◯◯にくい』」。個人でもエントリーでき、グループ全体から300人を対象に実施予定。

STEP1

プロジェクトへのエントリー

2024年5月

原則チームとしてプロジェクトに応募。個人でのエントリーも可能。
STEP2

タイムパフォーマンス向上講座の受講(任意)

2024年5月

任意でタイムパフォーマンス向上講座 「ノー残業で余白を生み出す ~今すぐ使える時短術~」を受講する。
STEP3

残業削減目標の設定

2024年6月

パーソルの労働マネジメントに則り、法定労働時間を超えた労働時間(1日あたり8時間、法定休日含む)を残業時間とし、前年同期間の月平均残業時間に対する削減時間目標をチームごとに設定する。
STEP4

削減目標に向けて行動

2024年7~9月

約3か月間、(3)で設定した残業削減目標を目指し、残業時間を削減するはたらき方をとることで、「帰りにくい」「休みにくい」といった固定概念を取り払う。
STEP5

リフレクション

2024年10月

3か月間の振り返りを実施する。
STEP6

プライスレス体験提供

2024年10月

本施策を通して生まれた余白時間を一人ひとりの「Well-beingにつながる時間」 に変えるため、体験型カタログギフトを提供する。自己研さん、リフレッシュ アクティビティなど、参加社員の希望に合った体験をしてもらう。
「YOHAKU(よはく)~さらば『◯◯にくい』」プロジェクトの全体像

作業の効率化方法を共有、交流が深まる効果も

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