6000人に自社独自の生成AI「相棒」を導入 サッポロの全社員DX人財化計画とは
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年02月04日

アクセスランキング
サッポロホールディングス(東京都渋谷区)は2月3日、グループ全社員6000人を対象に、独自の生成AIツール「SAPPORO AI-Stick」を導入したことを発表した。
「SAPPORO AI-Stick」は社内情報を踏まえた回答生成も可能
「SAPPORO AI-Stick」とは、アマゾン・ウェブ・サービスが提供する生成AIサービス「Amazon Bedrock」を利用して構築したツール。文章ベースでの会話機能や画像生成機能を持ち、サッポログループの社内データを連携させることで、独自のアルゴリズムによって社内情報を踏まえた回答生成も可能だという。この独自の生成AIツールの導入によって、業務品質や生産性の向上、業務プロセスの改善を目指すとしている。
同社はプロンプトテンプレートの展開、活用事例の発信などを通して「SAPPORO AI-Stick」の迅速な活用定着をはかるという。今後は生成AIツールの社内データ連携機能を中心に活用を進めることで、特定部門領域に特化した事例の創出と業務プロセス変革へもつなげていくとしている。
DX研修支援のアイデミーがオリジナル研修コンテンツを開発
また、導入にあたってのオリジナル研修については、法人向けを中心にDX研修などのサービスを展開するアイデミー(東京都千代田区)が支援。サッポログループの従業員が自発的に生成AIを活用できるようになることを目的としたオリジナルの研修コンテンツを開発した。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。