女性管理職比率64%、男性育休取得率100% クラシコムによる健やかな組織づくりの秘訣とは?
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年08月02日
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雑貨のネット通販などを手掛けるクラシコム(東京都国立市)は8月1日、同社独自の組織開発の内容について公表した。17期連続で売り上げ拡大を遂げる同社では、キャリブレーションを軸とした人事制度によって、高い女性管理職比率やライフステージの変化に応じた働き方を実現。その根底となる組織づくりの詳細を明らかにした。
「採用」「キャリブレーション」「マネジメント支援」に注力
同社はリモートワークやDX推進などによる「健やかな働く環境」の整備だけでなく、「健やかな組織開発」が不可欠と判断し、代表直下の人事企画室が組織づくりを担っている。
組織づくりで注力しているのが「採用」「キャリブレーション」「マネジメント支援」の3つ。
採用:自社サービスを通して入念に双方の期待値をすり合わせ
- 「北欧、暮らしの道具店」を通して採用を告知
- さまざまなコンテンツで働き方を発信
- スタッフの8割が元顧客、採用倍率は100倍
キャリブレーション:評価ではなく期待値をすり合わせる人事制度
- 「評価」ではなく「調整(=キャリブレーション)」を軸とした人事制度
- 期待される役割で決まる「ロール」に給与テーブルをひも付け
- 半年に1回「ロール」の定義を見直し、全スタッフの配置をすり合わせ
マネジメント支援:中間管理職の健やかさをサポート
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