首都圏外への本社移転数が過去最多、転出超過も11年ぶりに 帝国データバンク調べ

月刊総務 編集部
最終更新日:
2022年02月16日
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帝国データバンク(東京都港区)は2月15日、「首都圏・本社移転動向調査」の結果、2021年に首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)から地方へ本社を移した企業の数は351社と過去最多となり、11年ぶりに「転出超過」に転じたことを発表した。

地方→首都圏は過去2番目に多く、首都圏→地方に移転する企業は過去最多

2021年に本社を移転した企業は全国で2,258社。このうち首都圏から地方へ、本社・本社機能を移転した企業の数は前年比2割超(351社)の大幅に増加した。

首都圏からの転出企業が300社を超えるのは19年ぶり。下記のグラフの通り、1990年以降で最多だった1994年の328社を大幅に上回り、過去最多を更新した。コロナ禍で首都圏一極集中の事業リスクが顕在したことに加え、業績悪化に伴うオフィスコストの圧縮や、テレワークの浸透により首都圏でのオフィス維持のメリットが薄れたことなどを同社は要因として挙げている。

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