パーソルHD、性的マイノリティに関する社内研修資料を無償公開 全20ページで基礎知識など紹介
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年04月11日

アクセスランキング
パーソルホールディングス(東京都港区)は4月10日、同社ウェブサイト上で性的マイノリティに関する社内研修資料を無償で公開した。「LGBTQ+」「SOGI」の概念といった基礎知識を習得するとともに、自身の日常の行動を振り返ることができる内容となっている。同社が研修資料を公開するのは2023年9月に続き2回目。
基礎知識から日常生活での注意点まで、性的マイノリティを正しく理解する
第2弾となる今回の資料は「多様な性のあり方を学ぶ」と題した、性的マイノリティに対する理解を深める目的で開発されたプログラム(全20ページ)。性的マイノリティに関する基礎知識、カミングアウト・アウティングについて、今日から始められることを整理し掲載している。
性的マイノリティに関する基礎知識では、性的マイノリティの説明として広く使用されている「LGBTQ」のほか、LGBTQ以外の性自認・性的指向の一例(Xジェンダー、ノンバイナリー、ジェンダー・フルイドなど)とともに、近年新たな表現として浸透しつつある全ての人の性のありようを示す概念SOGI(Sexual Orientation and Gender Identity、ソジ)を取り上げる。
また、カミングアウトに関する留意点や、アウティング(本人が公表していない性的指向や性自認を本人の同意なく他者に暴露すること)の危険性について注意喚起している。
さらに、今日から始められることとして、「多数派前提のコミュニケーションを見直す」「ネガティブな言葉/会話にはNOをいう」「学ぶ・取り組みに参画する」の3つを挙げ、具体例を交えながら解説する。

第1弾研修資料は「DEI」の理解を深めるプログラム
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。