副業・フリーランス人材を活用したことがある企業が3割以下 理解速度や環境整備に課題 民間調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年05月23日

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パーソルキャリア(東京都港区)は5月22日、プロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」において、「副業・フリーランス人材白書2025」を公開した。企業運営の根幹を担う業務への活用が進む一方で、理解不足や環境整備に課題があることが明らかになった。
活用経験のある企業は3割未満も、約8割が「満足」と回答
同白書は、副業・フリーランス人材の活用実態や課題、今後の展望などを企業・個人の各視点でまとめたもの。特に、ハイクラス層(高度な事業課題を解決できる経験・スキルを有する人材層)とメンバークラス層(日常的に発生する業務に従事する人材層)に分け、各クラスの活用傾向や障壁などの傾向を分析している。
最新の調査結果によると、副業・フリーランス人材を活用したことがある企業は3割未満にとどまっていることがわかった。一方で、活用中の企業では、約8割が「満足」と回答した。
各クラスで依頼が多かった業務は、以下の順番だった。
ハイクラス層
- 業務プロセスの改善・効率化
- 社内のデジタル化・IT化
- 新規事業創出・推進
- 営業
- 経営・経営企画
メンバークラス層
- 営業
- 社内のデジタル化・IT化
- 製造
- マーケティング・広告宣伝
- 物流・倉庫管理
副業・フリーランス人材の活用が進まない要因の一つは「理解不足」
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