DX対応済み企業、まだ16% 中小企業は「生産性」がカギに 専門性の低い仕事でシステム化進む

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年06月22日
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帝国データバンクは6月21日、2万548社を対象に実施した「企業のDXへの取り組みに関する動向調査」の結果を発表した。「DX対応済み」と回答した企業は16.4%にとどまった。また人手不足の企業や、成長性・生産性の高い零細企業・中小企業ほど、DXに取り組む傾向にあることがわかった。

大企業ほどDXの取り組み進む 銀行は3社に2社が専門部署を設置

「DX対応済」と回答した企業を規模別・従業員数別で見ると、売り上げ規模が大きく、従業員数が多いほど、DXへの取り組みが進んでいる傾向が見られた。

主な業種別では、「銀行」が82.1%と突出して高く、また3社に2社(66.3%)が専門部署を設置していることがわかった。

DXへ「すでに対応している」割合(主な業種別)
DXへ「すでに対応している」割合(主な業種別)

DXで人手不足を補完 成長性や生産性の違いで取り組みに差が

「DX対応済」と回答した企業について、各社の人手不足状況との関係を調べたところ、正社員が「不足」と考えている企業(26.5%)ほど対応が進んでおり、人手不足をDXで補完しようとする傾向が見られた。

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