オフィス環境の満足度に世代間ギャップあり、コロナ後はオフィス出社の意義が変化 イトーキ調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年05月24日

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イトーキ(東京都中央区)は5月23日、全国の正社員と経営者約5000人を対象に、働き方やオフィス環境に対する意識と満足度向上要因を調査し、とりまとめたリポート「働き方とオフィス2024」を公表した。調査の結果、オフィス環境の満足度は世代間でギャップがあることが明らかになった。調査では、満足度や生産性の向上に寄与するオフィス形態などもまとめている。
オフィス満足度にジェネレーションギャップ 今後は解消に向けた取り組みがより重要に
今回のリポートでは、「どのようなオフィスをつくれば満足度が向上するか」をテーマに、調査が進められた。同社が注目したのは「世代間のギャップ」。
「多くの世代が働くオフィスでは、組織としてのゴールは同じでも、達成する場としてのオフィスに求めることに差があるのではないか」という想定の下に分析したところ、いくつかのギャップが浮き彫りになった。
オフィス満足度では、20歳代が高い結果となり、年齢が上がるほど満足度が下がる傾向が見られた。たとえば、コミュニケーションスペースの要望では、20歳代は高かったが、40歳代以上はそれほど高くなく、「オフィスで会話したい若手と、そこを重視しないミドル層との間に壁がある」と同社は指摘する。
世代間でオフィス環境で重視する内容が異なることが考えられるため、今後は、どのような差があるかを理解し反映する施策を実施することが重要だとアドバイスしている。

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