育児休業の引き継ぎをする従業員らに10万円 GOOD PLACE、独自の福利厚生で都から表彰
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年11月29日
オフィスや商業施設、住宅のリノベーションや総務アウトソーシングなどを手掛けるGOOD PLACE(旧コスモスモア、東京都渋谷区)は11月28日、同社の育児支援制度が、2024年度「こどもスマイルムーブメント大賞」の子育て世代部門で最優秀賞を受賞したと発表した。
同賞は、子供の笑顔を育む先進的な取り組みを実践している企業・団体を表彰するもの。同社が受賞した子育て世代部門のほか、子供部門がある。
「育業」をする従業員の業務を引き継ぎした場合、月額最大10万を支給
今回、最優秀賞に選出されたGOOD PLACEの「子育て休業応援手当」は、2022年に新設した制度。「育業」(東京都が命名した「育児休業」の愛称)をする従業員の業務を引き継ぎ、業務が増加した従業員への対価として、月額最大10万円の手当を支給している(支給期間は最大6か月間)。たとえば、引継ぎ者3人の場合、業務負荷に応じ部門長が支給額を4万円、3万円、3万円と割り当てる。
休業期間は一時的ではなく持続的に育児に専念してほしいという思いから、最低1か月以上としているという。子育てに加え、介護のための休業の場合も利用可能だ。
この取り組みにより、同社は2023年度から2024年度上半期にかけて、男性従業員も含め育業取得率100%を達成した。
同社の取り組みについて都は、育業をする本人と支える同僚の双方に焦点を当てた斬新なアプローチであることに加え、育業をするしないではなく、いつから育業するかを話せる企業風土が醸成されている点を評価した。
性別を問わず多様な働き方ができるよう、職場環境を整備
同社では、「子育て休業応援手当」以外にも、育休促進に向けて、以下のような施策を実施している。
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