東京都、カスハラ防止条例施行に向け普及啓発ポスター作成 特設サイト通じて対策動画などを配信
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年10月29日
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東京都は10月28日、2025年4月1日施行の「カスタマーハラスメント(カスハラ)防止条例」に向けて、普及啓発ポスターを発表した。ポスターは顧客向けと従業員向けの2種類。カスハラの具体例や対応策をイラストでわかりやすく紹介している。ポスターは東京都のウェブサイト「TOKYOノーカスハラ支援ナビ」内でダウンロードできる。
ポスターのほか、事業者向け動画やアンガーマネージメント解説なども掲載
東京都は、カスハラ防止を通じて、公正かつ持続可能な社会を実現することを目指し、取り組みを進めている。その一環として、「TOKYOノーカスハラ支援ナビ」を運用している。
同サイトでは、顧客などからの過大な要求や不当なクレームなどから働く人を守るための対応策や、カスハラ行為の不適切さを理解してもらうためのコンテンツを発信している。
防止策に取り組む事業者向け(経営者、管理職、人事担当など)には、カスハラ防止対策の動画コンテンツを用意。現在は、以下のような動画を配信中だ。
- 消費者としての意見や苦情をきちんと伝えていくために ~カスタマーハラスメントとは何か考えよう~
- カスタマーハラスメント防止のために企業がとるべき対策
- カスタマーハラスメントから労働者を守ろう。
- カスタマーハラスメントを受けた従業員のケアについて学ぶ。
- 顧客第一主義でもカスハラ対策
このほか、お役立ちコンテンツでは、専門家によるカスハラ防止に役立つアンガーマネジメント解説を掲載しているほか、カスハラ対策に関する都の支援策や相談窓口の紹介、「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」の条例本文やカスハラ対応の在り方について、都としてどのような議論を行ってきたかなども確認できる。
カスハラ防止に向けて、各社独自のポリシーを策定
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