防災意識向上と事業継続力強化へ 安否確認システム訓練に89万人超が参加 トヨクモが実施
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年09月09日

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トヨクモ(東京都品川区)は9月8日、法人向け安否確認システムで年1回の「全国一斉訓練」を実施したことを発表。8回目となる今回は過去最大の2261社、89万2734人が参加したことを明らかにした。
訓練は、首都直下地震や南海トラフ地震を想定し、膨大なアクセス集中下での負荷検証を兼ね、「防災の日」に合わせて実施。参加企業には訓練結果のレポートが提供されるので、今後の防災体制改善の具体的な指標を得られるほか、従業員の防災意識向上にもつながる。
大規模アクセス下での稼働検証 参加企業は実践に近い状態で訓練
全国一斉訓練は「安否確認サービス2」導入企業に対して年1回実施。詳細な開始時刻は企業側の管理者にも事前通知しないため、参加企業は実践に近い状態で訓練でき、事態把握後の迅速な回答や指示が可能かといった点を検証できる。
参加企業には自社の防災力を客観視できるレポートを提供
参加企業には訓練レポートが無料で提供される。レポートには、自社の回答時間や回答率のデータがまとめられている。全参加企業の平均値と比較できるので、自社の課題の洗い出しや、防災意識を高めるための資料としても活用できる。
2024年からは回答時間と回答率で総合的に評価し、特に優れた成績だった企業を「Good安否確認賞」として表彰している。今年の受賞企業は10月発表予定。
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