イオンファンタジー、福利厚生を改定　「ペットも家族」慶弔休暇、「孫育て」、災害ボランティアも

イオンファンタジー（千葉県千葉市）は7月3日、福利厚生制度を改定したことを発表した。慶弔休暇の対象として、本人や親族の結婚、親族の死亡に加えて「ペット」を追加。

また、孫の世話やサポートを希望する従業員に向けて、出生後1年以内に取得できる連続休暇の対象に祖父母を追加するなど、有給休暇の種類や対象者の拡充も行った。

「ペットも大切な家族」との声、慶弔休暇の対象にペットを追加

「ペットも大切な家族である」という従業員の声を受け、慶弔休暇をペットが死亡した場合にも適用した。1年間に1日のみで、火葬が必要な動物が対象となる。

また、孫の育児に参加する祖父母を支援する休暇を設けた。年間付与日数とは別に、出産・出生から1年以内に連続5日間取得できる「ハグくみ休暇」について、これまで配偶者が出産した父親のみが取得できたが、祖父母を対象者として加えた。

特定災害ボランティア休暇を新設、参加しやすい職場風土と仕組みを構築

6月21日付で改訂した福利厚生制度では、上記に加えて「特定災害ボランティア休暇」を新設した。導入の理由として同社は、地域で起こる災害に対する人的支援を推進し、参加意欲のある従業員が活動に参加しやすい職場風土と仕組みを構築していくため、としている。

特定災害ボランティア休暇

会社が指定する災害ボランティアに参加した場合、参加ごとに3日を上限として付与する。

働きやすい職場を目指し、同社はこれまでも、さまざまな取り組みを実現してきた。2023年には、時短勤務制度を育児や介護以外でも取得できるようにしたり、育休取得時に支援金を支給したりするなど、以下の福利厚生の拡充を行っていた。

時短勤務制度の適用範囲を全従業員に拡大