日本の会社員は「有給休暇は毎月少しずつ」? 取得率は世界最下位なのに、毎月取得する率はトップ
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年06月21日
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エクスペディア・ジャパン(東京都港区)が6月20日、有給休暇の国際比較調査の結果を発表。2023年の日本の有給取得率は世界最下位だった一方、毎月有給休暇を取得する割合は、世界で最も高いことが明らかになった。
有給休暇を取得しない理由は「人手不足」と「緊急時に取っておきたい」
調査は世界11地域の1万1580人を対象に実施。日本の有給取得率は63%で、軒並み8割を超える中、日本の低さが際立つ。2025年までに年次有給取得率70%を掲げる政府の数値目標にもまだ遠い。
有給休暇を取得しない理由としては、回答者の3割以上が「人手不足など仕事の都合上難しいため(32%)」や「緊急時に取っておくため(31%)」と答えている。
日本人が世界で最も休み不足を感じていないのは、毎月有給休暇を取るから?
有給を取得する頻度について、日本は31%が「毎月有給休暇を取得している」と回答、全11地域中トップであることがわかった。欧米諸国は5%を下回っており、有給休暇の使い方の違いがデータに表れた格好だ。
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