戸田建設、AIを活用した議事録自動作成ツールを自社向けに開発 時間や手間を削減して会議に集中
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年10月21日
戸田建設(東京都中央区)はこのほど、生成AIを活用した自動議事録作成ツール「Make-Minutes」を自社向けに開発した。ミーティング後の要点やネクストアクションのまとめなど議事録作成にかかる時間と負担を削減し、会議のみに集中できるという。同ツールの開発を支援したServerless Operations(東京都渋谷区)が10月18日に発表した。
社内の課題解決を目的とした内製開発チームが手掛けた新ツール
戸田建設のDX推進室では、内製の開発チームが中心となり、社内の課題を開発するさまざまなプロダクト開発を手掛けている。
2023年4月からは、生成AIの利活用を目的とした研究開発に着手し、6月にはプロトタイプを完成。その後も改良を継続し、12月には他部署から機能追加の要望を受けて、同部署との共同プロジェクトとして本格的な開発を始めた。
2024年1月には、文字起こしのプレビュー機能などを実装したバージョン1.0を公開した。
議事録を自動出力、決定事項や次のアクションなども記述
今回の「Make-Minutes」は、ブラウザベースのウェブアプリケーション。音声ファイルのアップロードと会議の名称・日時・場所・参加者を入力するだけで、最短では、2クリックで議事録を作成できる。
音声ファイルをアップロードすると、音声認識AIが文字起こしを自動で行い、その内容をLLM(大規模言語モデル)が整理・要約し、テキストファイルの議事録として出力。内容は、議題ごとに議論の内容をサマリーしたものと、決定事項、それに伴う次のアクションまで記述される。
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