洋服の青山、1万2000人の仕事服図鑑をリリース TPOに合わせたスタイルが検索できる
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「洋服の青山」などビジネスウェア事業を展開する青山商事(広島県福山市)は6月6日、ビジネスパーソンの仕事服選びをサポートするウェブサイト「みんなのシゴト服ずかん」を開設した。
「その場に合った服装なのか不安」「コーディネートがわからない」などの悩み
青山商事は2023年12月21日、「洋服の青山」と共創コミュニティ支援サービス「NewsPicks Creations」が運営するコミュニティ「シン・シゴト服ラボ」を通じて、20歳代から60歳代までのビジネスパーソン9683人を対象に、業界・職種・年代・シーン別の仕事服に関する調査を実施した。
その結果、社外の人と接する仕事服については、業界・職種・世代で顕著な違いはなかったが、以下のような傾向が見られた。
- 通年:男性は濃色スーツ・ネクタイなどのかっちりした服装(スタイル1)、女性はジャケットなしの自由度が高い服装(スタイル10)が多かった
- クールビズ期間:男女ともに多かったのは、ジャケットなし襟付きシャツ(スタイル9)など。男性では、濃色スーツなどのかっちりした服装(スタイル3)、女性ではジャケットなしの自由度が高い服装(スタイル10)が多かった
社内業務時についても、業界・職種・世代で顕著な違いはなかった。多かったスタイルは、以下の通り。
- 通年:男女ともに、ジャケットなし襟付きシャツ(スタイル9)などが多かった。男性は、濃色スーツなどのかっちりした服装(スタイル3)、女性はカジュアルスタイル(スタイル11)が多かった
- クールビズ期間:男女ともに多かったのは、通年時同様、ジャケットなし襟付きシャツなど(スタイル9)。男性は、ジャケットなし襟付きシャツ(スタイル9)、女性は、ジャケットなしの自由度が高い服装(スタイル10)やカジュアルスタイル(スタイル11)が多かった
服装選びに悩んでいるビジネスパーソンが多くいるという調査結果
また、同社が2023年8月、全国約4700人のビジネスパーソンを対象に実施した調査では、約5割が「会社に服装に関する明確なガイドラインがない」と回答したほか、「その場に合った服装ができているか不安」「コーディネートがわからない」などの意見が寄せられたという。
服装選びに悩んでいるビジネスパーソンが多くいるという実態を踏まえ、青山商事は今回、業界・職種・シーン別に、リアルな仕事服を見える化した特設サイトをオープンした。
ビジネスシーンに合った仕事服を、ランキング形式で表示
同サイトでは、「シン・シゴト服ラボ」による、ビジネスパーソン1万2000人以上に聞いた着用頻度の高い仕事服の調査結果が反映されている。
業界別・職種別・シーズン別に加え、客先訪問や社内業務といったビジネスシーンごとの、着用傾向をランキング形式で表示する。世代別着用率の検索も可能だ。
青山商事は、TPOに合わせた仕事服選びやこれまで着用していなかったスタイルを発見するきっかけにつながるとしている。
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