ニッスイ、2024年度の健康経営の取り組みを発表 EPAを多く含んだ自社商品の無償提供など
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年05月21日

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ニッスイ(東京都港区)は5月20日、2024年度の健康経営の取り組み計画を発表した。同社の健康経営の取り組みは今回で8年目。自社の主力商品と関連付けた定期健康診断の検査項目の採用などに加え、2024年度はグループ展開の強化を推進していく方針だ。
ニッスイは2016年、従業員の心と体の健康を積極的にサポートすることで、多様な人財が健康で能力を発揮できる環境を整備して生産性の向上につなげることを目的に、健康宣言を制定し、健康経営に取り組んできた。
メンタルヘルス不調の未然防止でパフォーマンス向上へ
人的資本の低減要因となる身体や心の病気、ケガについて、ニッスイでは「身体的な疾病リスク」、何らかの理由でパフォーマンスが低下している「プレゼンティーイズム」、心身の不調で就業ができない「アブセンティーイズム」に着目している。
パフォーマンス低下は、高ストレスや仕事への不満足などの心理的要因の影響度が高く、メンタルヘルス不調で長期休業に至ることもある。また、睡眠不足・喫煙・朝食の不摂取・飲酒習慣・運動不足といった生活習慣もパフォーマンスの低下要因となる。
同社では、メンタルヘルス対策として、不調を未然に防ぐ一次予防を最も重視し、ストレスチェックによるストレスの把握をはじめ、高ストレス部署への状況確認・指導を行うとともに、マネジメント層への教育研修によって職場環境の改善をはかる。
重症化防止策としては、保健師による面談の実施、外部の従業員支援サービスによるケアプログラムの活用推進、高ストレス・ストレス要注意者の相談窓口の利用を促進する。職場復帰の段階では、休暇制度や復職支援によるサポート利用を促進する。
健康診断の指標に「EPA/AA」比を採用
同社では、生活習慣の改善として以下を提唱している。
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