「物流2024年問題」に挑む 社員平均年齢29歳、三重の運送会社が親子向け職業体験会を開催
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年08月21日

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物流の担い手不足が深刻化する中、社員の平均年齢が29歳という若手主体の運送会社・カワキタエクスプレス(三重県亀山市)は、次世代に物流への理解を促す取り組みを進めている。
同社は8月9日、三重県トラック協会主催の「物流見学会(亀山会場)」に参加し、親子向けの職業体験を実施。そのようすを8月20日、プレスリリースで公表した。
顕在化する「物流2024年問題」 人材育成と柔軟な制度設計に取り組む
同社の社員の平均年齢が29歳という構成は、業界全体と比べても極めて若い。というのも、トラック運送業界ではドライバーの平均年齢が45から48歳程度とされ、29歳以下の若年層は全体の1割未満にとどまっている。同社の年齢構成との間には、数字上でも大きな開きがある。

物流業界では、長時間労働や人手不足を背景に「2024年問題」が顕在化している。そんな中、若手人材の育成と柔軟な制度設計に取り組む同社の姿勢は、持続可能な物流の在り方を考える上で一つのヒントとなり得る。
「物流の仕事」を知る入り口に 親子参加型の職業体験会を開催
「物流見学会」は、物流業界の仕事や役割を親子で学べる場として毎年開催されている。今回、受け入れ先を務めたカワキタエクスプレスでは、過去最多となる39人の親子が参加。職業体験を通じて物流の仕事を身近に感じる一日となった。
当日は、以下のようなプログラムを実施。
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