24年卒、すでに8割が内定獲得 一方で就活「継続中」も4割 内定先の決め手とは?
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年06月08日

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新卒向け就職メディア「キャリタス就活」などを運営するディスコ(東京都文京区)は6月6日、2024年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)1221人を対象に、6月1日時点での就職活動状況などについて調査した結果を発表した。約8割が内定を獲得し、約6割が就職活動を終了していたことがわかった。
6月1日時点の内定率は前年から4.4ポイント上昇 企業の人材獲得競争は激化

2024年春に卒業予定の大学生らを対象とする企業の採用選考活動は6月1日に解禁となったが、解禁日での内定率は81.3%だった。解禁日は政府から経済界への要請に基づくものだが、少子化などによる売り手市場を背景に形骸化している。
内定率は5月1日の調査(70.2%)から1か月で11.1ポイント上昇して、前年実績(76.9%)を4.4ポイント上回るなど、企業側の人材獲得競争が激しさを増していることが浮き彫りとなった。
当メディアでは、熱を帯びる企業側の人材獲得競争の状況も紹介している。
内定を獲得し、就職活動を終了した学生の割合は50.4%。企業からいくつもの内定をもらって就職先を保留している未決定の学生(7.7%)を合わせると、就職活動を終了した学生は58.1%にのぼった。
「内定なし」は約2割、約4割が就職活動を継続中
一方、活動を継続している学生は「内定あり」(23.3%)と「内定なし」(18.7%)を合わせると42.0%だった。内定のない学生に内定獲得の見通しを聞いたところ、「近々内定をもらえる見通しが立っている」という回答は約1割(11.4%)にとどまり、前年同期(16.2%)を下回った。

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