転職を考えている20歳代の約半数が「五月病」を経験、企業が取る退職防止策は マイナビ調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年05月02日

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転職を考えている20歳代の約半数が「五月病」になった経験があることが、マイナビ(東京都千代田区)が5月1日に公表した「中途採用・転職活動の定点調査」の結果からわかった。また、企業の約2割が、ゴールデンウィーク後に懇親会や面談などの退職抑制策を行っていることも明らかになった。
企業からはコミュニケーション機会を取ることや、「長期休暇明けに精神的にも負担を掛け過ぎないようにする」といった工夫が見られた。
全体でも4割近くが「五月病」を経験 若年層ほど「環境変化やプレッシャーに敏感」
調査は4月にインターネットを通じて実施した。対象は従業員数3人以上の企業に所属している全国の20歳代から50歳代の正社員のうち、前の月に転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の人、直近3か月で中途入社した人で、有効回答数は1370件だった。
調査結果によると、全体の37.0%が五月病になったことがあり、特に20歳代では約半数の49.0%が五月病を経験していた。

年代別で見ると、年代が低いほど五月病の経験割合が高く、マイナビは「環境の変化や仕事のプレッシャーに敏感な可能性がうかがえた」と分析している。
また、転職検討中の転職経験者の19.6%が五月病を原因に転職を経験しており、年代別では20歳代が35.2%と最も多かった。
五月病が原因で転職した理由は「職場の人間関係が上手くいかなかった」「元々、会社の上司とうまくいっておらず、休み明けに行くのがしんどくなった」などの意見が上がった。
半数の企業が「懇親会」「面談」などの退職抑制対策を実施
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