「働きがい」の多様化、8割が実感 従業員の意識の変化にどう向き合うか

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年08月03日
ogp20230622na_1

ミイダス(東京都港区)は8月3日、企業の経営者や管理職、一般社員など450人を対象に実施した「働きがい」などに関する調査結果を公表した。コロナ禍以降「働きがいが多様化している」と感じている回答者は約8割を占め、従来目立っていた成果主義志向に加え、ライフスタイル調和の傾向も見られるようになるなど、より多様化が進んでいることがわかった。

9割が「働きがいの多様化を促進すべき」

コロナ禍以前に「働きがい」を感じる上で大切だと思っていたことについて聞くと、「自分の能力や適性を活かせていること(26.9%)」、「自分の給与が業務内容に対して適切であること(26.4%)」のほか、「自分の成果が適切に反映されていること」(24.7%)、「自分が成長できていること」(24.2%)といった、評価や成果主義志向が目立っていた。

コロナ禍以降、「働きがい」が多様化しているかどうか
コロナ禍以降、「働きがい」が多様化しているかどうか

コロナ禍以降に「働きがい」を感じる上で優先度が高まったことでは、「リモートワークなど自分にあった働き方を選択できること(21.1%)」が最多となった。

今後、「働きがい」の多様化を促進するべきと回答した人は約9割(87.8%)にのぼった。「一人ひとりが働きやすくなると思うから(54.4%)」が最も多く、「さまざまな人に、働く機会が与えられると思うから(51.1%)」、「意欲化、効率化につながると思うから(46.8%)」が続いた。コロナ禍以降、一人ひとりに合わせた働き方の重要性が高まっていることが示唆された。

また、「働きがい」の多様化について「とても促進すべきだと思う」と答えた層を役職別に見ると、中間管理職が最も多く、40.7%(経営者層 36.7%、一般社員 21.3%)に上った。

「能力や適性を生かせている」 7割が今の仕事に「働きがい」 一方で「感じていない」理由は

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

g-soumu-editors-portrait-webp


月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


関連記事

  • 【AI×交通安全運動】111社が共同で事故リスク削減に取り組んだ2か月間……その結果は? PR
  • オフィスの課題解決はデータ収集から 社員の位置情報を自動で管理しフリーアドレスを効率化 PR
  • 大切なのは「自社ならでは」のオフィスづくり 社員の「心」を解析すると幸せな働き方が見えてくる PR

特別企画、サービス